2017年4月9日日曜日

[平成28年度秋] 午後 問5 解説

[問題文・解答]


平成28年度10月に実施された応用情報技術者試験の午後試験の問題・解答はIPA公式ページからダウンロード出来ます。(以下リンク)

[問題概要]


この問題は選択問題です。
出題分野はネットワークで、題材はIP電話の導入です。


[設問1]

a) P.22下段の説明より
160 + 18 + 20 + 8 + 12 = 218(バイト)
b) 20ミリ秒ごとに1パケット送信されるので、1/(20×10-3) = 50(パケット/秒)
c) 218(バイト/パケット) × 50(パケット/秒) × 8(ビット/バイト)
   = 87200(ビット/秒)= 87.2(kビット/秒)
d) 本社と支社の間の同時接続数は最大10なのでdには10が当てはまります。
e) 2 × 103 + 87.2 × 10 = 2872(kビット/秒)
f) 2.872(Mビット/秒)以上の帯域を確保する必要があるため、fには3が当てはまります。
[答] a) 218 b) 50 c) 87.2 d) 10 e) 2,872 f) 3

[設問2]

(1)

拠点間のIP電話機同士の通信は、図2のネットワーク構成より送信元と宛先のネットワークアドレスは不変です。一方、P.22中段に「RTPで使用するポート番号は、SIPサーバからの呼制御時に動的に値が割り当てられる」とあることから接続の度に値が変わるため、優先度の設定が出来ません。
[答] ポート番号は動的に決定されるから

(2)

図2より、支社のIP電話機のネットワークアドレス10.141.0.0/16と本社のIP電話機のIPアドレス10.21.0.0/16の間の双方向の通信の優先度を高くすれば良いです。
[答]
・送信元IP:10.21.0.0 サブネット:255.255.0.0 宛先IP:10.141.0.0 サブネット:255.255.0.0
・送信元IP:10.141.0.0 サブネット:255.255.0.0 宛先IP:10.21.0.0 サブネット:255.255.0.0

[設問3]

図2のネットワーク構成より、拠点内のIP電話機間の通信はL2SWを介して直接行われ、他の通信の影響は受けないため、QoSの設定も不要となります。
[答] IP電話機間の通信は他の通信の影響を受けない

上記の解説は問題と解答を元に自分なりの考え方を記述しており、間違っている部分もあるかと思いますので、ご了承願います。また、誤りについては正しい考え方をご指摘・ご教授頂けると助かります。

0 件のコメント:

コメントを投稿